先輩の声
ものづくりに興味をもち
30歳後半で木工の世界へ
ものづくりに興味をもち
30歳後半で木工の世界へ
家具職人
佐々木 研信
Kenshin Sasaki
2015年入社
木工の世界に興味を持ったきっかけを教えてください
ものづくりに興味を持ち30歳後半で木工の世界へ
学生時代から工作や技術の時間が好きで、特に無垢材などの2つとして同じものがない自然のものを使ったものづくりに興味がありました。どうすればものづくりをしている企業で働けるかを考えながらネット上でたくさん検索していたところ、とある木工職人の方のホームページにて30歳後半で訓練校に行き独立したという記事を見つけました。当時37歳だった私はその記事に勇気づけられ、木工の世界に入ると決心しハローワークへ相談しに行ったのがきっかけです。
山田木工で働こうと決めた理由を教えてください
社長の言葉に安心して働ける環境が整っていると感じ入社を決意
訓練校(西部産業学校)の先輩である松原さんが勤めていらっしゃったことと、信頼している訓練校の先生の勧めであったことが大きな理由です。また、木工業界に対して厳しくて怖いイメージがあったのですが、面接で会社に伺ったときに社長含め社員の皆さんが気さくに話しかけてくださり会社の雰囲気を知れたこと、社長から「働きたいと思ったらいつでも来ていいよ」と直接お声掛け頂いたこともあって、ここなら安心して働ける環境が整っていると感じ入社を決めました。
山田社長の第一印象を教えてください
優しさとユーモアのある山田社長
職人さんは厳しいというイメージがあり、お会いするまでは怖そうという印象でしたが、実際に会って話してみるととても優しい方で、ユーモアを交えて場を和ませてくださいました。時に厳しくご指導されている姿も印象的でした。入社当時から社長の印象は今もずっと変わりません。社長からは日々、「楽しく働く」ことの大切さと、ものづくりの技術をご指導いただいています。
一緒に働く仲間に求めることは?
「ものづくりって楽しい」と感じられる人は長く続けられる
一番は「ものを作るのって楽しい」と感じられる人と一緒に働くことができたらいいなと思います。この世界に入るのは勇気が必要ですし、不安も多いと思いますが向いている、向いてないというよりも、自分で技術を身につけたら年齢関係なく挑戦できる世界ですので、たとえ苦しい場面があったとしても好きだったら関係なく長く続けられると思います。
最後に今後の展望を教えてください。
多くの方に本物だけがもつ重厚感や木のぬくもりに触れてほしい
無垢材を生かした家具製作の経験をこれからも積んでいきたいと思っています。
木製家具には主にフラッシュ家具と無垢材家具があります。フラッシュ家具は、フラッシュパネルで製作した家具のことを言います。フラッシュパネルは、芯になる木材に薄い木のシートを張り付けて仕上げたパネルで、中が空洞になっています。無垢材家具は、木そのもの(無垢材)で製作した家具のことを言います。木それぞれがもつ癖(反りや硬さ等)を見ながら選定していかなければならないため、フラッシュ家具よりも製作の難易度が高くなります。難しく大量生産できないものだからこそ、より多くの方に本物だけがもつ重厚感や木のぬくもりに触れてほしいと思っています。引き続き、自然素材を相手にする面白さを感じながら、日々精進していきます。
家具職人のある日のスケジュール